「天竺」

先日、オープニングパーティにも行ってきた「天竺」。今日はS女史と夕飯を食べに行った。
お店のオーナー兼シェフは、俺がよく飲みに行っている「ミルチ」のマスター、バブ。バングラディッシュからやって来た、北島三郎好きのいいおっさんだ。酔っ払ったときには、「ホリデー・バブ」に変身。歌ったり踊ったり笑ったり泣いたり、楽しいことこの上ない。
で、「天竺」は「ミルチ」の常連である俺からすると、いい意味で裏切り満載だ。店内に入ると、白を基調とした内装が、カフェっぽい雰囲気をかもし出している。厨房、お手洗いまで含めて統一されていて、心地いい。エスニック料理屋としての調度品もありつつ、それが押し付けがましい感じがしないのもいい。「ミルチ」が、夜の遊び気分にマッチした異国情緒にあふれた飲み屋だとすると、こちらは味で勝負する「まっとうな料理屋」という感じ(「ミルチ」もおいしいよ!)。
で、味はというと、ビールに合うんだなぁ。「インド式中華料理」というのが売り文句。中華料理なんだけど、香辛料の使い方がインド風。辛すぎず、ついつい箸が動いてしまう。
食べながら思った。そうか、日本の町の中華料理は、「和風中華料理」なんだよね。「天竺」の料理はだから、インドやバングラディッシュの町の中華料理屋の味なんだよ、きっと。お店がおしゃれな感じだけど、味はとても親しみやすく、友だち何人かでワイワイ来る方がいいかも。もちろん、一人二人で来てもいいけど、大勢で来たらいろんなメニューをつまみ食いできるでしょ。
お店の場所は、西荻北口の伏見通りを少し歩くと、左手に鳥居のある路地があって、そこの奥。西友の中を通ってくるんだったら、真ん中らへんの出口を出てすぐ目の前。
西荻に寄ることがあったら是非。