芋の人に伝えたい

今月号の『論座』、死刑関連の記事が読みたいと思って買ったら天皇制関係の記事もあって、東浩紀と森暢平との対談での東の発言が面白かった。

東 極端な話、天皇や皇族の神聖性を守るならば、皇居そのものをインターネットから切り離すしかないのかもしれない(笑い)。実際、いまでももう、皇族の方々はおそらく2ちゃんねるぐらいはご覧になっているでしょう。2ちゃんねるという単語自体はNHKのニュースでも流れているのですから。そして、一度でも見たら、そこにはもうたいへんなアナーキーな世界が展開しています。
森 う〜ん。
東 天皇制がもつ神聖性は、インターネットが入ってくるとだんだん維持が難しくなるわけです。
(中略)
というわけで、「これから新嘗祭なんで、みんなよろしく」とか、ブログでナチュラルに皇太子が書く時代がくるわけです。どうなんだろう。(笑い)

対談自体は、おそらく東が天皇制に批評家として特別の興味を持っているわけではないので、平熱で思いつきを投げかけあっている感じだった。うん、多分、いま天皇制についてこうやって対談しても、平熱なんだろうな。どうなんだろう。