ライブのお知らせ

UNKNOWNMIX presents
insect taboo
1st CDアルバム『SONGISM』発売記念ライブ
《ムシ・ロック・フェスティバル》

日程:2012年11月18日(日)
会場:Live & Bar SHIBUYA 7th FLOOR
(〒150-0044渋谷区円山町2−3 O-WESTビル7F / TEL 03-3462-4466 / http://7th-floor.net)


開場:18:00 / 開演:18:30
前売り:\ 2,000 / 当日:\ 2,500(共にdrink代別\500)
出演:
insect taboo
core of bells
mmm

10月20日(土)よりローソン(Lコード: 77354 )、e+(http://eplus.jp)、7th FLOOR店頭(16:00~22:00)にて前売りチケット発売開始。
店電話予約開始:10月20日(土)〜11月17日(火)15:00〜20:00

10月20日(土)よりHEADZ(info@faderbyheadz.com)にて前売り予約開始。

年末の予定決まってますか?

今月30日にライヴをやります。年の瀬だというのに! 先日、メンバーが渋谷でライヴをしていたので打ち上げから参加したら(いやあ、ごめんね)、佐々木敦さんがいて、「あ、虫博士だ! そうだ、30日空いてる? ライヴ出てよ!」と声をかけられ、グダグダとやりとりしてるうちに出演が決まったわけですよ。ギターの宇波が他のメンバーに連絡してくれて、下田さんと河崎さんはオッケー。でも足立さんはその時期ニューヨークにいるらしくNGなんだよね。残念。インセクト・タブー完全態での復活ではないですが、気が向けば来年あたり復活するかも知れません。とりあえず、「インセクト・タブー不完全態」として見てもらえると嬉しいです。

エクス・ポナイト VOL.5
【ポ祭2009!!!テン年代まであと2日!?】
2009年12月30日(水)
会場:渋谷 O-nest(Tel: 03-3462-4420http://www.shibuya-o.com/
時間:open 16:00/ start 17:00〜
料金:¥ 3,000(drink別)
●LIVE
空間現代 featuring ECD
虫博士(インセクト・タブー
ヘア・スタイリスティックス & Mr.X(事情により直前に発表します)
TALK
飴屋法水×松井周×佐々木敦動物化した社会、演劇化する世界」
宇多丸(佐々木士郎)×佐々木中×佐々木敦 「第一回佐々木サミット」
菊地成孔×佐々木敦ゼロ年代!からテン年代?へ」
※開場時間にご注意下さい。
※当日券のみ。事前予約、前売券の販売はありません。
※混雑状況によっては入場を制限させていただく場合がございます。予めご了承ください。
※タイムテーブル等のお問い合わせはご遠慮ください。

http://www.faderbyheadz.com/

マトモ帝がひざまずいた日

文学フリマの告知、ちゃんとできないまま当日を迎えてしまったわけですが……。
当日、僕が会場をうろうろしていたら、みすぼらしい老人(推定年齢92歳)が俺に話しかけてきたんだよ。知らない老人なので、ちょっと警戒したんだけど……。「ワ、ワスが……」と呟いている。あれ? もしかして! 俺は恐る恐る聞いてみたんだよ。「もしかして、あの……有名映画ブロガーの『マトモ帝』さんですか?」。頷く老人。最近ではいろんな年齢の人がブログをやってると噂では聞いていたけど、俺が散々敵対視していたブログ「マトモ帝なんちゃらかんちゃら」(いつもタイトルを忘れる)のブログ主がこんなお年寄りだったなんて……たぶん『男はつらいよ』なんて全作観ているんだろうな……。
で、話を聞いてみようと思ったんだ。そうしたら、「金が……金が足りない……飯を食う金もない」っていうんだよ。要領を得ない話し方だったので(ブログ自体もそうだけど、本人はもっとだったよ)、簡単にまとめると、以下のような話らしい。
「千葉島から本州まで半年かけて辿り着いた。しかし誰もやとってくれない。ワスがあの『マトモ帝』であることを言っても、誰も信じてくれない。結婚式場などでご祝儀泥棒などをして食いつないでいて、今日は文学フリマで泥棒をしようと思った。『Bootleg』という同人誌が大変な売れ行きであるようなので、店番を買って出たが、恐ろしい顔をした(ちょっと侍っぽい)人に追い払われてしまった。今日の稼ぎはまだないんだよ」
俺は老人にはやさしい男なので、金をあげたかったけど、あいにく現金は持ち歩かない主義(いつも小切手)なので、迷った末、食べかけのおにぎりをあげたんだ(事実! この文章全体が事実なんだけど、おにぎりのくだりは真実という意味で事実!)。
そうしたらさ……マトモ帝が俺の前にひざまずいて、涙を流して言うんだ。「是非、是非、あなたの下僕にしてください。なんでも言うことを聞きます。是非、あなたの住む町の片隅に居場所をください」。で、俺が可哀そうに思って、そういえば西荻善福寺川の橋の下にちょうどいいスペースがあるな、と思って、そう提案したんだ。
そうしたら、「西荻! ワスの大嫌いな西荻! そんなところに住むくらいなら、死んだ方がましだ!」なんて激昂しはじめちゃってさぁ。恩知らずだな〜と思ったけど、俺は黙ってたよ。老人だし。
結局、マトモ帝は悪態をつきながら、「これからバイトに行かなくては!」と言いながら、会場をあとにしたんだけど、そのとき俺のほうを振り向いて、「おぼえとけ、この空中キャンプ野郎!」って叫んでて、あーなんか勘違いされてるな、親切な人=空中キャンプって思ってるんだろうな、なんて思ったけど、俺はやっぱり黙ったまま手を振って見送ったよ。