2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『マトリックス・レボリューションズ』

観てきたよ。……あのさ、基本的なこと聞いていいかな? はじめは、人間の自由を奪う「マトリックス」というシステムと戦う話だったよね。で、いつのまにか、自己増殖するウィルス・プログラムとの戦いがメインになって、最後には「マトリックス」に対して「あ…

読書の連鎖

本を毎日読んでいると意外なことが起きたりする。それぞれの本の選択はまったく恣意的なんだけど……。 野村萬斎の『萬斎でござる』を読もうと思ったきっかけは、まあネタですわ。どれだけ「俺俺」言ってるんだろう、と。思った以上に言ってるんだ、これが。ア…

そういや

これって「日記」なんだよね。なんだかレビューっぽく書いてみたりしたら、いろんな語り口で書きたくなっちゃって……S女史に「なんか、最近偉そうじゃない」と突っ込まれ、反省しています。 区民の声には低姿勢でね。

意味もなく

多幸感に満ちている日というのはあるもので、今日の午後はまさにそういう日だった。なんの根拠もない。ただ思いつくあらゆることが、俺は幸福だということを証明しているように思えた。ここ数週間、俺は幸せだ。たぶん、というか絶対妄想。でも、タイトルは…

早速

『メトロポリス』の完全版と『悪魔のいけにえ』の30周年版の輸入版DVDを購入。

『再見』

あなたがよっぽどの冷血漢でないかぎり、この映画で涙を流さないというのはありえないことかもしれない。だけど、そういう映画だからこそ、厳しい言い方をしなくてはと思う。 物語は単純。両親の死によって別離を余儀なくされた四人の兄弟姉妹が、数十年ぶり…

仕事

大抵、人の話を聞いていると、上司というのはただ上司であるというそれだけで馬鹿が多いようなのだが、俺が自分を幸福であると思えるのは、二人の上司が尊敬に値するところだ。ま、俺は稀にみるぼんくらであるから、この俺から馬鹿であるように見られるよう…

『取るに足りない殺人』

トンプソンの暗黒小説を読んでいて、ほとほと嫌悪感を抱いてしまうのは、残酷な描写があるからではない。残酷な認識によって世界が描写されるからだ。最底辺を生きる人間たちが、そこから這い上がろうとして、自らの愚かさのために破滅してゆく物語のどこに…

DVDプレイヤー

中学生のときには、神田の「ダンウィッチ」という輸入ビデオ屋に行った。高校生の頃からは、西新宿の「ビデオマーケット」に行くようになった。他にも色々行ったけど、なんか輸入ビデオってわくわくする。あの「なま」な感じってなんだろう。『時計じかけの…

吐くかと思った

人間、緊張すると吐きそうになるね。なんだろう、あれ。外部を拒否しようとする神経症的な症状なのかな? それともブラックブラックガムの噛みすぎ? 今日が締め切りの原稿、実は昼の三時になるまで手をつけず、ずっと近所をうろうろしてた。どうして書き出…

『爆音列島』の2巻が出たね

10代のころ、バリバリのぼんくらだった俺に、ヤンキーのことなんかわかるわけがない。あのころは理解できなくてむかついていたし、社会人になってからはかつてヤンキーだった人たちのやんちゃな思い出話に嫉妬してる。そんな俺だけど、この作品にグッと心が…

なんだかなぁ

昨日遅くにクラップに行ったら、RYOくんが来ていた。RYOくんというのは、俺の父親で、二人して「さみしいんだよ」「かまってくれよ」と騒いでしまった。Hくんには、「南北からさみしい言われてるな、この店」などと突っ込まれ。俺はUちゃんに説教をし、RYOく…

だらだら

昨日、なんだかんだと自分勝手な理由でM姉とGをひきとめて飲んで、今日は当然のように昼過ぎに起床。 で、なにをするでもなく、缶コーヒーを飲みながらブラブラしてたらMY2にばったりあってびっくり。会社の人と東京湾サンセット・クルージングだって。雨な…

酔えなかった

M女帝、M姉、G、Bちゃんが飲んでるところに途中からお邪魔した。諸事情により一人で部屋にいるのがいたたまれなくなったため。ちぇっ、酔っ払わなきゃやってられねえよ、と思いつつ。でもみんなに「区長はほんとに馬鹿だねえ」と言われることで癒されました…

『踊る大捜査線2』

ようやく観てきました。面白い。シリーズものの肝ってなにかって言ったら、やっぱ「キャラ萌え」なんだよな。実写作品であるときそれって、演じてる役者とキャラクターのブレンドの具合で変わってくる。例えば、『ハンニバル』の大きなハンデは、クラリス・…

『萬斎対ゴジラ』

狂言師・野村萬斎が演じるのは、南洋の孤島より日本に連れてこられた陰陽師・安倍晴明。お酒が大好きで、日本のことなんてどーでもいーやーと思っているのだが、かつて戦争で命を落とした戦没者の霊の怨念が巨大な怪獣ゴジラの姿をまとって京都御所を襲う! …

風邪

昨日あたりから咽喉が痛く、本日は欠勤。で、渋谷に映画を観にいって、そのあと井の頭公園を散策。 いや、ホントに病気なんだって!

『陰陽師Ⅱ』についてはまた後日。

平日なのに

クラップで飲んでたら、S女史から呼び出し。「飲み足りねえんだよ、出て来い!」。で、あわてて駆けつけた俺とSAK。えーと、一昨日「しばらく酒は断とう」などと言ってたのはどなたでしたっけ。ま、要は、仕事の上司にやさしくされてうっとりしたんだけど、…

『マッチスティック・メン』

仕事帰りにコマ劇前(俺の中では中学生のときから、ミラノ座前)に行ったらびっくり。『マトリックス・レボリューションズ』の初回舞台挨拶キアヌ様のために、厳戒態勢が! 新宿区の名前入りで、「本日は催事のために交通を規制します」なんて看板がたってい…

『モンティ・パイソン 人生狂騒曲』

これって初めて観たのは、高校の図書室でだった。ウチの高校の図書室には、レーザーディスクのプレイヤーがあって、昼休みや放課後にいろんな映画を観た。大人気だったのは『青い珊瑚礁』だったなあ。学校で堂々とオッパイ見られるんだから、当たり前。友だ…

若大将

飯だけ食ってさっさと帰ろうとクラップに寄ったら、非番のマスターとKちゃんが若大将を連れてやってきた。モーターショーの帰りだって。若大将、車見て、はしゃいでたのかな? 最近、マスターのとこの若大将は、車を見るとすかさず両手を目の前にかざす。悟…

『ほえる犬は噛まない』と『28日後…』

『ほえる』は才気あふれる小粋な作品。主人公の大学講師の男と先輩の男がトイレで出世についてのよからぬ話をする場面、なぜか二人はキャメラとともにゆっくりと前進移動する。で、気づくと二人の顔には暗い影がさしている。あるいは害虫駆除の白い煙が画面…

Iくんの引越し

二日酔いの俺らがまともに手伝いに行けるわけもなく、昼から行きました。俺が行ったときはちょうど昼食どきで、寿司をご馳走になり、S女史がきたときにはほとんど部屋は片付いており、引っ越し祝いで飲みに行ったのは、そのほとんど働いてない二人のみだとい…

命がけ

どうやらS女史はいかなる飲み会であっても、最後には自分が場の話題をさらっていかなくては気がすまないほどの、稀に見る芸人魂の持ち主であるらしい。 昨日、2日の部活(=飲み会)は、SAKからの電話で始まった。「部活、あるんでしょ?」。SAKのやる気は…

ちょっといい話

昨日、クラップのGちゃんに聞いた話。西荻の北口で深夜、野良猫の子どもが、閉店後の寿司屋のウィンドウに手をかけて、「どれにしようかニャ〜」と迷っているところを、Jちゃんが見かけたそうだ。……なんてなごむ話なんだ。

AZ邸にて

今週もお邪魔してしまいました。なんだか風邪みたいで(奇病に加えて)咽喉が痛かったりしたけど、AZちゃんとMMが飲んでると聞いたら、行かずにはおれんでしょう。AZちゃんはいつものようにボケボケで、『キル・ビル』のことを、『キルとビル』?などと言っ…

『王様とボク』と『アイデンティティー』

18歳というのは、微妙なお年頃だ。なんだか、もうなんでも許されるような気もするし、同時にもうなにも許されないような気もする。だから実は、特別な季節は17歳に訪れる。誰に迫られたわけでもないのに、「覚悟」を決めなくちゃならないような、でもなんの…

相変わらず

というよりも、症状はさらに進行し、昨夜はほとんど眠れないほどに全身が痒かった。ううううう、かきむしりたい……。

『シー・ユー・ネクスト・サタデイ』と『恋は邪魔者』

柳下毅一郎を信頼してしまうのは、とりあげる映画や本(や殺人事件)が自分の趣味とかぶるから、というだけではない。 映画のことなんかもはやどうでもいい、そんなふうに世間の人々は考えている、という正しい現状認識から出発して、それでもなお「映画って…