おすすめ!!!

ビデオで観て、「どうして俺はこの映画と映画館で出会わなかったのか」と深く後悔することがある。例えば、『未来世紀ブラジル』。
しかしそれでもビデオで出会えれば、それはそれで小さな幸福を感じられる。自分が不幸であることに気づくことは、明日からの毎日を努力の日々にしようという思いに駆り立ててくれる。
そういう意味で、『インディアン・ランナー』がようやくDVDになって戻ってきたことは大いに喜ぶべきことだ。まだまだ『ミスティック・リバー』の暗黒には及ばないかもしれないが、ここには確かに深く闇をみすえるショーン・ペンの悲しみがある。それは人間には避けがたいことなんだ、と人間と人間じゃないものとのあいだで引き裂かれるショーン・ペンはもだえながら描き出す。
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ところで、森山直太朗は、すでに人間じゃない、らしい。以前にテレビで歌う姿を目撃して、是非共演したいと思った。