『独立少女紅蓮隊』『子連れ刑事 大五郎!あばれ火祭り』@UPLINK X(2月3日)

『子連れ刑事』の前に、近年のアクション映画のほとんどはひれ伏すべきだ。
そして、『独立少女紅蓮隊』をアクションのみで語っては駄目だ。死者と生者が平気で共存できる空間に、俺は涙した。傷ついた主人公を、幽霊である母親が居酒屋へ連れてくる場面。物言わぬ幽霊に向かって、居酒屋の亭主が「わけありなんだね」と頷く場面。このおおらかさは、素晴らしい。
それは、ラストを成立させる世界観でもある。主人公の生死は定かではない。だが、それは問題ではないのだ。我々は常に死者とともに生きているんだ。あのナレーションはそういうことなんだろう、と俺は思ったね。
去年見逃した自分の不明を恥じたので、これを読んで未見の方は是非!
2月10日の18:30〜が最終だぞ!