更新への助走

近況など。


精神的に追い詰められています。なぜか? 春だからです。世の中には、五月病なるものがあるそうですが、俺の場合は、三月病です。世の中のみんなが成長しているのが肌に感じられ、一方で、なにも変わらぬ自分にほとほと嫌気がさすのです。
……また去年と変わらぬ一年が始まろうとしている……と鬱になるのです。


でも、おおむね元気です。


更新の意欲がさっぱりわかなかったので、書かなかったのですが、渋谷で『セルラー』を観てきました。ラリー・コーエンを支持するからです。『空の大怪獣Q』大好きっ子の俺は、『セルラー』も好きです。いまの発言にはなんの意味もないようですが、どちらもテレビ東京で昼の2時から放映されるにふさわしい映画ということです。ほんと、思うのです。ドラマなどという重苦しいものは投げ打って、シチュエーションだけの映画を肯定しよう、と。なにか冗談みたいな機械(ほら、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか『グーニーズ』に出てくるような)の動作を見ているような、そんな映画。結果として一杯のコーヒーが出てくるだけなのに、ものすごい量の鉄と火薬を使っている、そんな感じ。


本日は、高円寺U.F.O. CLUBに行ってきました。目当てはあふりらんぽだったんだけど、ギターのオニが病欠のため、欠番。残念。でも、ピカチュウ灰野敬二のセッションは、なんだか冗談のような伸びやかさを感じられて、素敵でした。立ちっぱなしで(しかも、なぜか今日はお客さん、みんな背が高くて前が見れなかった!)疲れたけれど、もっともっと聞いていてもよかったよ。また遊びに行こう。


西荻では、相変わらず飲んでいます。
今日ももちろん飲みました。
「いいかげん」って店で飲んでたら、店内有線が80年代歌謡曲で、長淵剛がかかっていた。あの頃の長渕は好き。で、一緒に飲んでいたIさんと、『家族ゲームⅡ』の話になった。以前も、書いたけど、追記。
最終回で、優等生だったお兄さんが家出をしてどこかの飲食店で皿洗いをしている。で、どんくさいから先輩に怒られる。でも、そのとき、彼はとてもいい笑顔を浮かべるんだよね。自分の選んだ道でつらいのは当たり前、そのことが言葉ではなくてしみじみと理解できる、その喜び。


さあ、明日からは、もう少し前向きになろう。