何本か観た

バウスで『ライフ・アクアティック』を観たな。『ロイヤル・テネンバウムズ』はぴんとこなかったけど、こいつはなんとなく俺のハートをピンとはじいたね。海賊の島へ行く場面なんか、Ⅴシネマのようじゃないか! わくわくした。『勝手にしやがれ!! 英雄計画』みたいだ。ビル・マーレーのセリフでぐっと来た気もするけど、もう忘れた。でも気になるな。ああ。一つ思ったのはさ、その数日前に『容疑者・室井慎次』を試写で観たんだけどね、そっちの主役の人は2種類の顔だけで熱演してらして、「あらら」と微笑んだのね。でもさ、ビル・マーレーもやっぱり表情のバリエーションは少ないんだけど、「いい味」出してるんだよ。
ああ、久しぶりに『キングピン』を観直して見たくなった。


えーと、新宿ピカデリー2で『妖怪大戦争』を観た! 傑作だったよぉ〜。連れは妖怪好きの変わった女子で、三池作品は初めてだったけど、終わってから「満足!」と言ってた。うん、わかる。映画ファンにだけ向けて作られた狭い作品じゃなくて、ホント、「娯楽映画」になっていた。子どもが観たら「妖怪いっぱいでてる! 爆発する!」って楽しめるし、思春期の頃に観たら「あああ! 川姫のフトモモが!」って悶々するし、大人はやっぱり「小さきものこそが世界を救う」ってとこに感涙するよね。


『チーム☆アメリカ/ワールドポリス』はシネアミューズで。
つまりだ、人類は三種類ってことだ。バカ(チームアメリカ)、テイノー(ハリウッドセレブたち)、ムシケラ(残り全部)。真実だと思います。「正しいこと」がどこかにあると思ってる人たちには、不愉快かもしれないけど、この世界に意味なんてないんだよ!(って思春期の俺だったら言うけど、30歳を越えた俺は、思春期真っ只中! ファック・イエ〜!)
というわけで、みんなで「おーるうぇいずるっくおんざぶらいとさいどらいふ」と歌いましょう(磔にされながら)。