『亡国のイージス』@新宿ピカデリー1

ラグビーだよ、やっぱり。いや、ラグビーじゃなくてもいいかも知れないが、とにかく球技は大事。どうして体育の時間、ドッジボールをするかって言ったら、新型爆弾をちゃんと受け止められるかどうかのシミュレーションなんだ。怖がったら駄目。胸の正面でしっかり抱きしめて、勢い余って後頭部を地面に叩きつけちゃうかも知れないけど、それで何万人もの命を救えるんだから!
「命」って書いて、「タマ」って呼ぶことあるよね。そういう意味で、これはタマのやりとりを描いた映画で、そういやでっかい「筒」から弾が発射されたりもする。男同士がタマの撃ちあいをするガチンコ球技映画。
でもね。最後に勝つのは、「筆」なんだよ。筆プレイ。真田広之の筆がさわさわと寺尾聰の心をタッチして、結局筒をしまわせる。
結論としては、体育よりも美術の授業に力を入れろ、ということだと俺は思ったね。