ほんと

日曜日はミルチは休み。つーわけで、マスターのBは「holiday B」になる。今日も無論。クラップに来ましたよ。なんかウチの親父を隣に座らせて、すごい張り切ってたよ。
以前からウチの親父をえらく気に入っていて、なんでだろうな、と思っていたんだけど、ある程度は今日判明。俺が親父と飲んでいる、ということがBとしてはすっごく羨ましいんだ。Bのお父さんはもう亡くなってるんだって。
Bのお父さんはすごく厳しくて、Bは自分がサッカーをやっていることを言ったら怒られると思ったんだって。それでいつも練習に出かけるときとか、シューズを服の下に隠したりして出かけていた。あるとき、新聞にBたちのチームのことが載って、次の試合のとき、帰ったらお父さんが一言「頑張ったな」って言った。それで初めて、自分がサッカーをやっているのを、お父さんが知っていることをBは知った。
……よくある話? でも、昨日の結婚式で新婦が「亡くなったおばあさんに見て欲しかった」と言っていたのを聞いたときと同じように、泣けてしまうのですよ、俺は。結局、自分は小さいなぁ、と実感する場面だから。きっと、死ぬまでそれは変わらないんだろうな。でも、だからこそ、「ほら、今度こそ、あんたを超えただろ?」って気持ちで親に向かうんだろうな。
などとしみじみ。