それはとれないよ!

昨日、クラップのマスターのうちに遊びに行った。
引越しも無事完了し、若大将とゆっくり遊ぼうと思い。
若大将は、いま2歳。ちょっと見ないうちに言葉をおぼえまくっている。このあいだのライブにも来てくれて、しきりに声援を送ってくれた。両親としては、虫の歌にあまりなじませすぎるのもどうかと思っているようだったが、たしかに若大将の歌には奇天烈な雰囲気が漂っている。まあ、子供のうちはシャウト・アンド・ラウドですよ、お母さん!
で、一緒に食事をしてたんだけど、突然若大将が自分の席を立って、俺のそばに寄ってきた。なんだ、俺がお気に入りか、と俺も少し機嫌がよくなった。
次の瞬間、若大将は手を伸ばして、しきりに俺の鼻の頭をつまもうとする。
ここで若干の説明をしよう。俺こと虫博士の鼻には、「それ、タトゥ?」というぐらいど真ん中にホクロがあるのである。
若大将は、きっと赤ん坊なりの老婆心から、「みっともないぜ、それ」と黙ってとってくれようとしたのだろう。
しかし、俺の鼻からホクロをとるのは、屏風の中の虎を出すぐらい難しいんだ。ごめんな、みっともなくて。
その後、高井戸の温泉に行きました。自転車で行けるところに温泉があることの幸せよ……。