つまりは面倒なのです

ネットばかりやっていた反動で、最近は表に出てばかりいる。だけど更新のことが気になったりするので、健全ではないですね。


金曜日。WATTSでGallhammerのレコ発ライブ。ドラムのRisaさんオススメのDxIxEはエライかっこよかった。一曲と終わるごとに「サンキュウ。次○曲目」とそれだけ言ってサクサク演奏。ドラマーは長髪を振り乱しながら客席をにらみつけ、スティックをまるで魔法の杖のように前へ突き出し、カウントするのももどかしい感じで太鼓を叩く。ボーカルの女の子はひたすら絶叫。汗をかき、微笑むその子が、曲が進行するにつれどんどん魅力的になっていくのがわかる。素敵だ。一緒に行ったブラジル人のPも気に入っていた。
ギャルハの演奏も、素晴らしかった。自分たちの企画というのもあったと思うけど、ハコとの相性もあるんだなぁ、と強く感じた。一曲一曲の輪郭がはっきり聴こえ、勢いはもちろん、楽曲のよさがとてもよく伝わってきた。コーラスもよかった。そして、オーディエンスの反応もよくて、楽しいライブだった。


土曜日。シアタートップスでTHE SHAMPOO HATの「ゴスペルトレイン」を観劇。タイトな三幕もの。なにごとにも冷笑的に反応し、傍観者でいようとする男が、誰もいない屋上で、周りに人がいないことを確認してから、おまじないの言葉を空に向かって叫ぶ場面にすべての思いが集約されているような気がした。俗っぽいキャラクターたちを取り揃え、どいつもこいつも自己中心的で「プチ悪人」。悪くはないが、「バカだけどかわいらしい」と思えるほどには描ききれていない。が、そこを目指してるんじゃないかな。


慣れない忙しさから、ストレスがたまっているのか。本とCDをばかばか買っている。
「エソラ」という雑誌を買ったのは、安彦麻理絵のマンガが載っていたから。俺、好きなんだよな。この人の描く、せつない感じ。自分を愛しきれない自意識過剰でちょっと卑屈でそのくせ尊大にプライドの高い人間たちが、思いもかけず他人から肯定されたときの、動揺するさま。ああ、それって人生だなぁと感じてしまう。
この雑誌、真鍋昌平のマンガも載っていて、小説もたくさん載っているので、なんかお得、かな? 正月にごろごろしながら読んでみよう。


そして毎日酔わない程度にお酒を飲んで、だけど仕事に支障はあって、あちらこちらに迷惑をかけています。それでも仕事もお酒も、頼まれたら断らず、ニコニコしながら引き受けて、家では一人でテンパッテます。Mだから?