ところでいまさら『たまもの』に魂が震えた

東中野いまおかしんじ監督の旧作を特集している。タイミングが合わずに、これまでいまおか作品をきちんと観ていなかった俺は、慌てて駆けつけたのだった。
ああ……スクリーンの女優に心をときめかせるというのはこういうことなのか。ワンカットワンカット、林由実香が映る瞬間ごとに胸がかきむしられるような官能を味わえる。あの上目遣い、あの転び方(砂浜のあのドジっぷり!!!!)、お弁当を胸に抱えてネコのように咽喉を鳴らす場面。
男のファンタジーを完璧に具現化している。しかし、ラストで明らかになるのは、そういう生き方を、主人公が男に愛されるために戦略としていやらしく選択したのではなく、「業」として生きてしまった、という恐ろしい人生っぷりだ。
ここを読んでいる都内在住の、心ある映画ファンは、同様に明日以降駆けつけて欲しい。
詳細はここを見てね。
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