給料入ったら本を買う

SOIL 4 (ビームコミックス)
今日は家で仕事をしていて、でも家でじっとしてると苛々してくるので、ちょいと吉祥寺のパルコへ行って、本を漁ってきたのさ。『SOIL』以外にもいろいろ買ったけど、まあ、それらについては書くかもしれないし、書かないかもしれない。
で、毎月「ビーム」は買ってるんだけど、やっぱし内容忘れてるね。四巻の冒頭、鳩が大量に死んでる場面から始まるんだよね。これって!ほら、こないだ鳩が大量に死んだ事件あったよね!
と、ふと思っただけ。
関連:http://d.hatena.ne.jp/eichi44/20060419/p1


あ、別にある事件・出来事の原因をフィクションに求めて、わかったつもりになりたいわけじゃなくて……単に面白いじゃん?
なんというか……メタフィクションを読んだときの感じ。フィクションのフレームと、現実のフレームがたまたま一致して、目眩のような感触が味わえる。もしかして、自分たちが生きているこの現実は、とてつもないばかげたフィクションの一部かも知れない、なんてね。
陰謀史観が好きな人は、こんな感じなのかな? だけどさ、俺が面白いのは、この「目眩」というか「揺らぎ」というか、そういう不安定さなんだよね。
現実は、仮説の答え合わせのためにあるわけじゃない。だから、ときおり、ある種の仮説のフレームが現実をうまいこと切り取ると、「おお!」ってなるわけじゃない? だけど、その仮説が「原理」になっちゃうと、息苦しい。「お前はしょせん仮説だろう」って。
まあ、別に『SOIL』とは関係ないね。