『サンダーパンツ』と『グリーン』

おならで空を飛ぶと言えば、「ボヨヨンロック」が有名だが、『サンダーパンツ』はおならで宇宙に行く少年の感動作。ハンカチを忘れたので、頬を涙が流れるにまかせるしかなかった。おならがとまらず世間に奇異の目で見られる少年が、やがてそれを「個性」として自ら肯定し、宇宙に行くという夢をかなえるというストーリーはもちろん泣けるのだが、エンドロールでおまけに流れる脇のキャラクターたちのコメントの中でひとり悪態をつく主人公のお姉ちゃん、ちょっとゴスっぽい感じとあいまって俺は泣いてしまったのですよ。あたたかなまなざしで貫かれている映画なんだけど、実は「闇」も抱えてる気がする(ホントか?)。
のだめカンタービレ』から始まった二ノ宮知子ブーム(俺の中で)。『グリーン』も傑作でした。恋する相手につれなくされる主人公が、たまに相手のやさしさに触れてうっとりするという構図は『のだめ』と同じで、そこに俺もうっとりしてしまう。
誠のことを色々知りたくて、右往左往してる和子。でも誠には直接聞けなくて……。で、ようやく、「誠さんの昔のこと知りたいなーなんて思って」と言う和子を、誠はガッと抱き寄せキスをして、一言。「そーゆーことは俺に聞け!」
はあ〜(うっとり)