『Vシネ血風録』

Vシネ血風録

Vシネ血風録

一昨日、高円寺文庫センターで見つけて購入。会社への行き帰りの電車の中で全速力で読み通す。速度が大事。なにを言っているのかなんて、じっくり読んだって理解不能。だけどわかること、ひどく憤っている男がいるってこと。
何度もページの角を折った。正しいことを言っている部分ではない。俺が突き動かされた部分だ。その最初はこう。

観るぐらい簡単じゃないか。観ろ!

Vシネマじゃないが、俺は『ヴィタール』をまず観に行こうと思った。歩いて。映画館へ。金を払って。簡単だ。でも、「また明日でもいいだろう」となめていた自分を叱って。明日になったらこんな思いもなくなるだろう。それじゃ駄目だ。どうすればいい。
と、俺もこの本と一緒にもがこう。……って俺のもがきはくだらんもがきなんだが。