打ち切りになったあれらの小説の続きを勝手に連載!

先週の『習慣プレイボウイ』での一番の話題は、編集長の布袋氏が、芥川賞作家の町田氏の連載を強制終了させるために殴りつける、という事件だった。通常であれば「町田先生の次回作にご期待ください」という編集部からのメッセージがつくところ、「町田先生の小説が読めるのは『習慣プレイボウイ』以外だけ!」とあったのには、驚きを通り越して、吹き出してしまった。
それにしても、布袋編集長が、町田氏を殴って、自らの拳を痛めたことについて、「作家の手を傷つけさせるわけにはいかないから、俺から先に手を出したんだ」とコメントを出したのには、俺も少しだけグッときたね。
ところで、最近『習慣プレイボウイ』の連載が大量に打ち切りになっているのはどういうことなのだろう? 連載をずっと楽しみにしていたヘミングウェイ先生の『部屋と老人と海』までも……。寝たきりの老人が部屋からどうやって出るのか、ハラハラしていたら、まさか建物ごと動き出すとは想像もできなかった。しかし、某掲示板で話題になっていたが、どうやらヘミングウェイ先生は、最近モンティ・パイソンにはまっているらしく、そのアイディアも『人生狂騒曲』からのパクリらしい。まあ、それはいいとして、海に行く前に連載が終わるとは……。「カジキマグロとの戦いはこれからだぜ!」って、そんな投げやりな……。
さて今日どうしてもみんなに知って欲しいことがある。今回の大量の打ち切り事件の直後、千葉島の政治団体「MATOMOTEI」*1が薄幸もとい発行している業界誌『明るい農村長』*2の次号予告に「強力新連載! 有名作家たちがトキワ荘に大集合! 文学史を揺るがす大合作誕生!」とあったんだ。そして、簡単なあらすじがあったんだけど……以下引用。

ある朝虫になってしまった名無しの猫が掲示板に降臨! 童貞の青年がトンネルを抜けたところで酔っ払いを撃退するフィクションを体験談としてカキコしたところ、仲間の力を借りて奇跡の書籍化! 印税で訪れたドイツでカジキマグロを孕ませたけれど、生まれてきた大切な赤ちゃんは透明(目に見えない)だった! あの指輪をはめていたからだ! 赤ちゃんポストに捨てられた指輪の行方を追え!

果たして、実際にはどのような小説になるのだろうか? 俺としてはweb版の『明るい農村長』をアンテナに入れてチェックするしかないと思っている。
それから、ほとんどの連載を終了させてしまった『習慣プレイボウイ』の次号予告には、「帰ってきた『かえってきた小鳥』」とあったが、本当なのだろうか? 画伯はおにぎり求めて旅に出たという噂があるんだけど……。

*1:MOTTAINAIと混同させようとしているらしい

*2:強引な売り込みで有名。定期購読しないと、その会社のロビーに大量の夏野菜が……