読んだ

『爆音列島』 『DEATHNOTEデスノート』ISBN:4088736524 『おおきく振りかぶって』 『SOIL』 『壊れるもの』ISBN:4344006534 『爆音列島』と『おおきく振りかぶって』はオススメ。俺は「青臭さ」が好きなんだよな、やっぱり。「自分がどうしてここにいるんだ…

電車男書籍化

http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Aquarius/7075/inf01.html 驚いたのは、電車男氏とエルメス女史との了承をとりつけたということ。ってことは、エルメスさんは、ことの顛末を知っている(知った)ってことだよね。で、いまもなおつきあっているってこと…

最近、カテゴリーを連発しすぎて、混乱してきた。 困っていないのだが、いつか困るかもしれないと想像すると、いま困っているような気がしてくるから困ったものだ。 なんかそういう悩みを持つ男の子が主人公の児童書があった気が……。 で、全然関係ない話。 …

感謝!

id:hibikyさんがコメントで面白いオンライン古書店を教えてくれたよ! 秋田書店の本がべらぼうな値段で取引されてるね。何冊か持ってるのがあって、興奮! http://www.koshodejavu.com/list.cgi?ctg_id=akita ところで、「べらぼう」っていうのは実在の人物…

探しています

小学生のときに読んだ本で、いまだに記憶に残っている本がいくつかある。 江戸川乱歩の『蜘蛛男』はそのうちの一冊。 俺にリビドーの存在を教えてくれたが、処理方法は教えてくれず、仕方がないので俺は何度も風呂場で女の死体を解体する場面を読み直して、…

最近読んだ本

田中小実昌『ポロポロ』 難解な本だった。「なにか大事なメッセージが書かれているに違いないが、晦渋な書き方なのでいまの俺にはわからない」という意味で難解なのではなく、真っ白なページを前にして「果たしてここにはなにが書かれていたのだろう?」と答…

やべ、笑った

なにも言いません。とりあえず、こちらにとんでみてください。 http://d.hatena.ne.jp/mmmichy/20040815#1092499962 できそこないβ版KU。

フランス書院文庫について各界著名人が語る

今の若者は読むのだろうか、フランス書院文庫。俺は昔、嬉しいことがあった日には、床にエロ本を敷き詰めて、エロビデオをかけながら、全裸でフランス書院文庫を熟読するというオナニーをしていたものだ。俺の考えたフランス宮廷風のオナニー。 http://www.f…

『コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー』(ISBN:4872338367)

悲しい本だ。怒りの感情をどう表現するかは人それぞれで、エリックとディランという少年たちにとってそれは銃撃による大量殺戮だった。では、彼らがそういう表現に至ったのは、彼らの生育環境のせいなのだろうか? 著者は一方でコロンバイン高校のいじめや教…

『野良人』

近所の古本屋で、初版本を購入。以前、引越しの際に売ってしまったので手元になかった。その後、新版を買ったのだが、そちらにはあとがきがなく、ひどく残念に思っていた。 そう、この初版『野良人』のあとがきは、大変素晴らしいのだ。 「しなやかに たくま…

『洞窟オジさん 荒野の43年』

しかし、すごいタイトルだな。 今年の1月くらいかな、新聞でも取り上げられていた実在の人物による(恐らく聞き書きの)自伝。 13歳で家出をして、愛犬とともに足尾鉱山の洞窟でサバイバルをしていたという驚愕のエリート・ホームレス。その後43年間、世の中…

『マイナス』

で、悪意といえば、これでしょう。まさか、あの社会問題となったエピソードがこうして日の目を見ることがあるとは思ってませんでした。俺は正直、「沖さやか」時代の山崎さやかの漫画は好きではなかった。というか苦手だった。それは、誰にでもある思春期の…

『ジャンキー』

バロウズですよ。大学生のときに、『裸のランチ』を挫折して以来、いつも気にはなってたんだ。でもさ、村上龍だってほんとに読んだのか? いや、いいんだけど。 迂回をしながら、いつも横目でにらんではいた。山形浩生の本読んだりしてね。 で、『ジャンキー…

『きせかえユカちゃん』

いやあ、久々に萌えるマンガ発見ですわ。ユカというのは、どうやら『月曜日のユカ』の昔から萌えキャラなのですね。小学生なんだけど、身長はモデル並。同級生のみどりちゃんが専属スタイリスト。タイトル通り、劇中で何度も着替えをするユカちゃんの奇行を…

『小学生日記』

自分が知らないことを素直に「知らない」と言えるのは、なかなか難しい。それはきっと感性の問題だからだと思う。自分の知らないことがこの世界にはたくさんある、ということを、風を頬に受けるみたいに感じられる子にとって、世界はきっとドキドキワクワク…

『狂言サイボーグ』と中島敦短編集

先日、たまたまNHKで野村萬斎にまつわるドキュメンタリーを目にする機会があった。主に、萬斎の一人息子が初舞台を踏むまでの修行を追ったものだったけれど、世間ではあれをどのように観たのだろう? 古典芸能を継ぐ家に生まれたものの、一種の宿命のような…

読書の連鎖

本を毎日読んでいると意外なことが起きたりする。それぞれの本の選択はまったく恣意的なんだけど……。 野村萬斎の『萬斎でござる』を読もうと思ったきっかけは、まあネタですわ。どれだけ「俺俺」言ってるんだろう、と。思った以上に言ってるんだ、これが。ア…

『取るに足りない殺人』

トンプソンの暗黒小説を読んでいて、ほとほと嫌悪感を抱いてしまうのは、残酷な描写があるからではない。残酷な認識によって世界が描写されるからだ。最底辺を生きる人間たちが、そこから這い上がろうとして、自らの愚かさのために破滅してゆく物語のどこに…

『爆音列島』の2巻が出たね

10代のころ、バリバリのぼんくらだった俺に、ヤンキーのことなんかわかるわけがない。あのころは理解できなくてむかついていたし、社会人になってからはかつてヤンキーだった人たちのやんちゃな思い出話に嫉妬してる。そんな俺だけど、この作品にグッと心が…

『王様とボク』と『アイデンティティー』

18歳というのは、微妙なお年頃だ。なんだか、もうなんでも許されるような気もするし、同時にもうなにも許されないような気もする。だから実は、特別な季節は17歳に訪れる。誰に迫られたわけでもないのに、「覚悟」を決めなくちゃならないような、でもなんの…

『シー・ユー・ネクスト・サタデイ』と『恋は邪魔者』

柳下毅一郎を信頼してしまうのは、とりあげる映画や本(や殺人事件)が自分の趣味とかぶるから、というだけではない。 映画のことなんかもはやどうでもいい、そんなふうに世間の人々は考えている、という正しい現状認識から出発して、それでもなお「映画って…

『カブキなさい』

以前、S女史に薦められていた吉田まゆみの『カブキなさい』1巻を購入。 てっきり『のだめ』みたいなあほなノリだと予想していたら、全然ちがった。いまどきな感じのあほな女が、まるで興味もなかった歌舞伎にはまってしまい恋に陥る、という話かと思ったら……

『カペタ』と『インファナル・アフェア』の日曜日

もともとは『ベック』が目当てで手にした「月マガ」に載っていた『カペタ』。そのとき読んだエピソードは、今回確認したら2巻の途中ぐらいだったが、それまでのいきさつを知らずともぐぐっと引き込まれてしまった。定番なのかもしれないけれど、「実はもの…

『夢の丘』と『リアル』

アーサー・マッケンの『夢の丘』。これって……変な小説だよな。題材としては、芸術家志望の若者の夢と苦悩なんだけど……葛藤はない。 普通の「人間」の苦悩は、努力なり運なりで乗り越えられて、それで主人公は成功(もしくは失敗)を経験し、そのことにより「…

『天才ファミリー・カンパニー』

これまでのつけがたまって、昨日から徹夜で仕事を片付け、そのご褒美として3巻と4巻を買っちまった。 正直、『のだめ』や『GREEN』ほどにははまりそうにない。まあまあ面白い。きっとこれって二ノ宮知子が「ストーリーテラー」というよりは「キャラクター…

物欲が止まらない

それは仕事から逃避しようとしているから。 ああ、またしてもカードで本とCDを買ってしまった。刹那の快楽に逃避して……いや、反省するのはやめよう。 だって、二ノ宮知子のマンガはやっぱり面白いんだもん。 『天才ファミリー・カンパニー』1巻と2巻購入。…

『サンダーパンツ』と『グリーン』

おならで空を飛ぶと言えば、「ボヨヨンロック」が有名だが、『サンダーパンツ』はおならで宇宙に行く少年の感動作。ハンカチを忘れたので、頬を涙が流れるにまかせるしかなかった。おならがとまらず世間に奇異の目で見られる少年が、やがてそれを「個性」と…