映画

ゴダールと北村龍平が出会う

うわさで聞いていたけど、ホントなんだね。ゴダールの新作、『アワーミュージック』に、『VERSUS -ヴァーサス-』からの引用があるんだって。 北村龍平の『VERSUS -ヴァーサス-』からも引用しています。これはなかなか面白い映画で、『キル・ビルvol.1』より…

何本か観た

バウスで『ライフ・アクアティック』を観たな。『ロイヤル・テネンバウムズ』はぴんとこなかったけど、こいつはなんとなく俺のハートをピンとはじいたね。海賊の島へ行く場面なんか、Ⅴシネマのようじゃないか! わくわくした。『勝手にしやがれ!! 英雄計画』…

『ボーン・トゥ・ブギー』@吉祥寺バウスシアター1

心地よい耳鳴り。爆音上映。こういう上映形態がもっとあってもいいよね。ライブを観終わったあとのような、かすかな疲労感。 マーク・ボランの悪魔的な微笑みにやられた。 そして、ドキュメンタリーとして素晴らしいのは、やっぱり観客の子たちの表情だ。彼…

なんど観てもいい……

仕事が落ち着いた。 さて、ゆっくり映画でも観に行こうと思い、渋谷へ。『チーム☆アメリカ』を観ようかとシネアミに行ってみたら、立ち見の札が。じゃあ、明日にしよう。 というわけで、『宇宙戦争』に行きました@渋東シネタワー1。 三回目です。 どうして…

絶対に観に行く予定

『震える舌』が東劇でやる。8月。みんな行こう。恐怖映画にとりつかれたきっかけの作品。

『右側に気をつけろ』@バウスシアター

そういや、これも久々に観たな。レイトショーで。つうか、スクリーンで観たのは初めてかもしれない。まあ、基本的にゴダールの映画は全部同じようなもんなので、頭の中で勝手にシャッフルしている。そこがいいんだよね。 『右側に気をつけろ』は、ゴダールの…

『宇宙戦争』

どうしてこんなに残酷なのか? 監督がスピルバーグ……あ、そうか! これは、『E.T.』の続編なんだ! と飲み屋で膝を打った俺。前作で心優しい宇宙人は、別れ際に、仲良くなった少女に「Be good(いい子になってね)」と言い残した。しかし、それから数年の後…

『肌の隙間』と『帰郷』を観た

先日、ユーロスペースで『肌の隙間』を観た。瀬々敬久監督によるピンク映画……のはずだが、これを観て劣情を催す観客は皆無であると思われる。全然エロくない。というか、かなり引く。幽霊、もしくは宇宙人とのセックスはこんな感じだろうか。『SFセックス 異…

忙しいので、ネットを巡回できない。 なので、ブックマークもしていない。 一日離れていると、すっかりわからないことばかりになったりする。 だから、最近観た映画のことなど書いてみようか。 新宿ジョイシネマで『ミリオンダラー・ベイビー』を観た。「自…

いろいろ観たけど、忘れたやつは書かない

『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』@吉祥寺セントラル はい、こんにちは。なんだろうね、『ハイド・アンド・シーク』。ハイド、ハイド、ハイド。そう、昔ね、『ジキル博士とハイド氏』って怖い小説あったね。怖い怖い怖い。ジキル博士がね、薬飲…

とてつもなくどうでもいい雑記です

俺にとって、『ウィークエンド』と言ったら、ゴダールのじゃなくて、12CHで昼の映画枠でよく流れていた『ウィークエンド/デッドエンド・ホリディ』だっ! でもずっと観ていなくて、周りの誰に言っても、「ゴダール?」とか言われて、なんだか記憶がうすらぼ…

『きみに読む物語』@吉祥寺バウスシアター3

老人性痴呆症のジーナ・ローランズに、記憶を取り戻させようと、ある若い恋人たちの出会いと別れの物語を語って聞かせるジェームズ・ガーナー。 この枠組みから、すぐに観客はある期待を抱くことになる。これは、彼ら自身の若き日の物語なのだろう、と。素晴…

『THE JUON/呪怨』@吉祥寺バウスシアター

ひとりきりで観た。 最後の巻の頃、劇場の係員が見回りに来た。多分、客が0人だったらと心配になったのだろう。 俺は別な意味で怖かったよ。

『ボーン・スプレマシー』@吉祥寺スカラ座(昨日)

ジェイソン・ボーン、強ぇ。と、感じるのは、マット・デイモンがすたすたと無表情に歩くところ。追っ手がすぐそこまで迫っているのを察知して、周囲の状況を冷静に把握して、するべきことをしてただ歩く。 例えば、ベルリンでかつての同僚を訪ね、殺してしま…

観たよ、『ソドムの市』@UPLINK X(2月10日)

いやあ、こういうことってあるんだな。 こういうことって? 友人の感想を散々聞いて、観ないうちからわかったような気になっていて、いざ観てみたら「面白いじゃ〜ん!」ってこと。 当たり前じゃない? いやいや。誰も、カツ丼のこと、言ってなかったもん。…

『THE JUON/呪怨』公式ブログのコメント欄が荒れてる

http://blog.livedoor.jp/juon/archives/13198371.html#comments まあ、俺も含めて宣伝会社に釣られているだけなのかも知れないが。 宮崎勤の事件の頃かな、同様にテレビでホラー映画のCMをやるな、とか言う論調があって、うんざりした。楽しいじゃん!と…

『独立少女紅蓮隊』『子連れ刑事 大五郎!あばれ火祭り』@UPLINK X(2月3日)

『子連れ刑事』の前に、近年のアクション映画のほとんどはひれ伏すべきだ。 そして、『独立少女紅蓮隊』をアクションのみで語っては駄目だ。死者と生者が平気で共存できる空間に、俺は涙した。傷ついた主人公を、幽霊である母親が居酒屋へ連れてくる場面。物…

これは買う。『悪魔のいけにえ』ドキュメンタリーパック。

http://www.tanomi.com/shop/dvd/items02204.html というか義務だろう。輸入版買おうかどうか迷っていたけど、待った甲斐がありました。

『パッチギ!』@新宿ジョイシネマ3、なぜか京都つながりで。

昨日、会社帰りに観た。よかったよぉ。高岡蒼佑が素晴らしい。沢尻エリカが可愛い。不良たちの顔がみんないい。68年を舞台にしているって意味じゃ、「時代劇」なんだけど、『KT』に感じたような狭苦しさ(写しちゃいけないものを苦心して排除している感じ…

フィンチャーがゾディアック事件を映画化

http://www.themovieblog.com/archives/2005/01/david_fincher_trying_for_zodiac_serial_killer_movie.html 日本では無理だな。メジャーでは。金を出してるのがテレビ局ってことは、地上波放送が前提だから。 誰か、関根元の映画を撮ってくれないか? タイ…

『カンフー・ハッスル』@吉祥寺バウスシアター3

幸せな時間を過ごすことが出来た。ずっとウットリしていた。ただただ画面で起きていることに集中して、他のことはなにもかも忘れることが出来た。 CGを使ったカンフー場面だって素敵だ。琴を鳴らして、恐らくつむじ風を起こして、襲ってくる刺客がいる。はじ…

『ハウルの動く城』@吉祥寺オデオン

ハウルを戦争に協力させようとするサリマンが、「善き魔法使い」の条件として自己犠牲の精神を説くが、ソフィーがハウルの本質が自由を求める精神であることを指摘して戦争には協力させないと啖呵をきる場面、これからの展開を期待させる場面だった。てっき…

『ヴィタール』@K's cinema

恐ろしい映画だった。死んだ恋人を解剖する浅野忠信。いつかトリップしている。内臓をスケッチしながら、「あっちの世界」で恋人と再会する。何度目かの再会で、口にするセリフ。「こっちで子ども作ればいいんだ」。なんだそれ!! すげえ。そんなの聞いたこと…

名作の数々

http://d.hatena.ne.jp/laiso/20000208 素晴らしい仕事っぷり。そして、やはりエロにパクられてこそ名作と確信。 ところで、『ウォーターワールド』と『ウォーターパワー』、どっちが名作? 2005-01-12 - 【B面】犬にかぶらせろ!で汁。

『マイ・ボディガード』@新宿ジョイシネマ

チカチカとカットが細かく割られて、手ぶれする画面が多用されているんだけど、起きていることはちゃんとわかる。気になるのは、現場でどうやってスタッフ、俳優に指示しているかってこと。 なにげないシーンだけど、気に入ったところ。 デンゼル・ワシント…

なくなったものは見つかる

スチュワート・ゴードンの『フロム・ビヨンド』って、奇妙な魅力がある。『ゾンバイオ 死霊のしたたり』に続くラヴクラフトものってことで、公開当時はなんだかすごく期待して、観てみたら「あれ?」とか思ったんだけど、それでも何度も観直してしまう。『ダ…

『ターミナル』@吉祥寺スカラ(昨日)

『スプラッシュ』やら『アポロ13』やら『キャスト・アウェイ』を思い出しつつ、というかそういう過去のトム・ハンクスのイメージを無理にでも引っ張ってこないと、「白痴が空港でウロウロする話」にしか見えない奇妙な映画。 いくら英語が喋れないという設定…

『着信アリ2』試写会@恵比寿ガーデンホール

うわぁ、ずいぶん久しぶりの映画だなぁ。 恐らく、恐らくですよ、『1』よりもジャンル映画として評価できるのではないでしょうか? でもね、これはホラーじゃないと思いました。これは……これは……怪談映画だと思います。 台湾に舞台が移ってからは確実に怪談…

『非現実の王国で』

http://movies.yahoo.com/shop?d=hv&cf=info&id=1808607636&intl=us ヘンリー・ダーガーのドキュメンタリーだって! 観たい。 http://movies.yahoo.com/shop?d=hv&id=1808607636&cf=cast&intl=us で、ナレーションがダコタ・ファニングって……。チンコつけて…

娯楽とはなにか?

インド映画の素晴らしさについてはあちこちで語られているが、なかなか観る機会がないのが実情だ。西荻のミルチでは、映画からのミュージカルシーンだけを抜き出したコンピレーションDVDを毎晩流しっぱなしにしているが、飲みに行くたび見入ってしまう。断片…