映画

カート・コバーンは俺を笑わせようとしている

『ラストデイズ』@シネマライズ。思うに三部作では『ジェリー』が最強だと思う。あの、夜明けの場面。人間が生きたまま幽霊化してしまう場面には震えた。もちろん『エレファント』も『ラスト・デイズ』も、人間を幽霊化する映画だ。幽霊化とかいうと大げさだ…

痛みのことなど考えている

いろいろ観たよ。 『ジャーヘッド』@新宿プラザ。最前列にタイガーマスク氏がいた。映画館での遭遇率高し。 『次郎長三国志』(@シネマヴェーラ)は結局、三部と七部を見逃してしまった……orz。とにかく男たちが泣く場面がいい。オシリペンペンズの曲で、「…

トビー・フーパー日記(3)

今更だけど、書いてみるよ。ちゃんと書けるかどうか、自信がないんだけど。

トビー・フーパー日記(2)

一部で昨日のエントリーが、俺の夢日記ではないか、という憶測もあるようなのでw、写真を二枚アップします。 まあ、あと、昨日の日記は、俺の混乱ぶりも含めて残しておこうと思います。当日なにが起きたかについては、あらためて書くことにします。

信じられないかも知れないが、本当だ!

(このエントリーは、感情の赴くままに書くので、あとで訂正が入ると思います) トビー・フーパーに会った! 『悪魔のいけにえ2』のポスター2種に、サインをもらった。一緒に写真も撮った。 そして。 「Your films made my life!」と感極まって言ったら、…

最近観た映画のことなどつらつらと書くよ

『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』はテアトル新宿で観た。 陳腐なものと、荘厳なものが、なんの連絡もなしに共存しているような映画だった。陳腐なものは、物語そのものだったり、金持ちのわがままな孫娘という設定だったり、探偵がかぶっている帽子だったり…

『アサルト13 要塞警察』@新宿武蔵野館

命の値段が安い映画だね。 部下を次々と殺されて、「思った以上にやるな」とか言ってる敵の顔が見えるぶん、容赦なく・躊躇なく敵を殺す主人公たちの冷血ぶりが際立つ前半。 それをどうやら見習ったらしく、敵のほうだって、主人公側の連中をどんどん「無駄…

重要です

昨日は、DVDで『最後の恋のはじめ方』、テアトル新宿で『エリ、エリ レマ サバクタニ』を観たんだけど、そんなことよりも重要なお知らせがあるので、感想は後回し。 自分の不明を恥じるばかりだが、今日生まれて初めて『次郎長三国志』を観ました。第五部と…

ところで『オリバー・ツイスト』で寝た

なんだかチャッチャカチャッチャカ進む映画だなぁ、と思いながら観ていたのだが、クライマックス直前、オリバーが恩人の家に強盗に入らなくてはいけなくなるあたりで、猛烈に睡魔が襲ってきて、目ざめたときには、オリバーが刑務所のようなところで涙を流し…

『アメリカン・パイ』をDVDで観た

高校男子がプロムの夜に一緒にドーテー捨てようぜ、と約束しあって、色々あって。というどうしようもなく普遍的な話。いい女とやれるかも知れないという瞬間に、早漏ゆえに失敗してしまう、というシチュエーションは、目が腐るほど見せられているというのに…

『博士の愛した数式』@新宿東急

片田舎の数学者って言ったら『わらの犬』だろう。深津絵里はスーザン・ジョージのように脱ぐのか?と期待したが、「家政婦」という役にふさわしく、他人の私信を覗き見したり、仕事とプライベートをごっちゃにしていい人ぶったりしているだけだった。 あるい…

怖!

『南極物語』のリメイクで、謎の生物が出ていると一部で話題になっている。 http://www.disney.co.jp/movies/nankyoku/ こちらの予告篇をご覧いただきたい。後半、犬たちが謎の怪物に襲われている。 なんだこりゃ? ホントに実話を元にしているのか? ……どう…

『ALWAYS 三丁目の夕日』(@吉祥寺東宝)を観て釈然としない気持ちになったのは、「これは『三丁目』で撮られていないだろう」ということ。役者たちがグリーンバックを背景に、しみったれた芝居をしているんだろうな……と想像してしまったんだよな。特にあそ…

今年に入ってまだ三本

といっても、一本目は二度目の『キング・コング』でした@吉祥寺オデオン。 『ロード・オブ・ドッグタウン』@シネマライズは日曜日の最終回に行ったら、1000円でやんの。くそ。そうだった。泣く泣く前売り券で入場したよ。 昔、俺、長髪だったんだよね。肩…

『キング・コング』@新宿プラザ

やっぱあそこだよな。Ⅴレックスとの壮絶な死闘のあと、ナオミ・ワッツにわざと背を向けるところ。「別に俺、お前のためにやったわけじゃないから」、というそぶりを見せつつ、「すごくね? 俺? お前救うためにここまでやったんだぜ?」と背中でダブルミーニ…

『ブレイキング・ニュース』@新宿武蔵野館

冒頭の長まわしカット(7分!)がとてつもないのは、人物の出入りの段取りの大変さもだけど、発砲・弾着(人・車・ガラス)があるってことで、それってほとんど一発勝負に近いってことじゃん! そのうえ、道を縦構図でとらえたりもするから、あそこ一帯を完…

『メゾン・ド・ヒミコ』と『惑星大怪獣ネガドン』を観た

あ、順番が逆か。『ネガドン』をテアトル池袋で観て、その後新宿へとって返して『ヒミコ』を武蔵野館で観た。 『ネガドン』はね、やっぱりドリルが最強の武器であることを証明しているところが素晴らしいと思ったよ。漢ならやっぱりドリル。パーティ会場で渡…

『TAKESHIS'』@丸の内プラゼール

うわ! 傑作じゃん。なんて言ったら先輩には「は?」って顔されたけどね。いいんだよ。自分がいいと思えれば。なんだか世間では、「わかりづらい」って意見があるみたいだけど、「どこが?」って思うよ。一つ一つのカットでなにが起きているか、わからないこ…

最近、映画のこと書いてないので

やる気を見せずにズラズラと。 『勝手に逃げろ/人生』@バウスシアター。今年二回目。 『新ドイツ零年』@バウスシアター。またバウスかよ。ゴダール大好き! 『シン・シティ』@バウスシアター。手先か? 身内か? 劇場側も俺を身内と思って欲しい。映画自…

これ、観たくない?

http://www014.upp.so-net.ne.jp/kato_takanobu/neoneoza/katokutai_5.html いくつか短編が上映されるんだけど、その中の一本。 『ムシムシ海へ行く』という作品なんだけど、内容紹介読んだら…… まだ見ぬ大海を目指し丸太の舟に乗り込んだ6匹の虫たち。カニ…

『勝手に逃げろ/人生』@バウスシアター1

爆音上映。 つーか、今年二回目の『勝手に逃げろ/人生』。ゴダールの中で、これだけは何度も観てしまう。初公開のときも3回ぐらい連続で行ったなぁ。サントラも買った。普通にファンだね。もうすぐDVDも出るらしいから、たぶん買うだろうな。 前半の方、屋…

『ダーウィンの悪夢』観た@東京外国語大学226教室

一部で話題のドキュメンタリー。 悪意で動く人間はいない。ただ巨大なシステムの各部において、それぞれの幸福を最大にしようと努力している人々だけがいる。 たとえば、武器をアフリカに運び込み、ヨーロッパ・日本向けにナイルパーチの肉を輸送する飛行機…

『エスケープ・フロム・LA』@バウスシアター1

これは、無駄に豪華な扱いをされているカーペンター作品だ。かつてロードショーのときには、歌舞伎町のミラノ座でかかっていた。そして今回は爆音上映だ。 隙間なく音楽がかかっているなぁ。きっとね、カーペンターって撮影中もヘッドホンでハードロックを聴…

今度こそ観てきた『NANA』@吉祥寺プラザ

え〜とね……バンドものだと思って観にいったら、違ってた。 主人公は二人いて、一人はアイドルを目指している。逆立ちしてもロックじゃないね。メガネかけてないし。いや、しかし、あれを中高生はロックだと思うのかな? もう一人は、なにがしたいんだかわか…

『NANA』

を観にいこうと思ったけど、やめて家で『ゆきゆきて神軍』をDVDで観た。なんど観ても興奮するね。 ところで、このDVDを買った翌日に奥崎謙三が亡くなった。これも天の采配なのだろう。 そのうち『NANA』も観にいきます。 なにがより正しいか、より正しくない…

『亡国のイージス』@新宿ピカデリー1

ラグビーだよ、やっぱり。いや、ラグビーじゃなくてもいいかも知れないが、とにかく球技は大事。どうして体育の時間、ドッジボールをするかって言ったら、新型爆弾をちゃんと受け止められるかどうかのシミュレーションなんだ。怖がったら駄目。胸の正面でし…

『さよならみどりちゃん』@新宿トーア

原作のある映画であることは知っていたけれど、未読のまま観にいった。 西島秀俊という役者は、やっぱり「声」の人だと思ったね。哀川翔とは違った種類の金属的な声の持ち主だ。その声が、どこかコミュニケーションをぎごちなくさせる。ときとして暴力的だ。…

ほんとにあった!

id:HelloTaroさんが知りたいようなので、紹介します。 「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズがDVDになったようです。 http://www.net-broadway.com/noroi/ 俺も全部を観ているわけではないが、観た何本かは傑作だった。 シリーズを追うごとに、そこに幽…

震えた!

『ノロイ』を観てきたよ@新宿グランドオデオン。 まっとうな探偵映画を観ているようだった。ただ少し頭がおかしいんだけどね。まあ、主人公が心霊ライターという設定なので、彼が「呪い」をはなから信じて疑わないのは問題ない。が、しかし、彼を信じて家に…

ドキュメンタリー映画を観てきたよ>『ランド・オブ・ザ・デッド』

ゾンビの生態を淡々とつづる、それがロメロ先生のライフワーク。僕ら観客はただゾンビの知られざる生態をじっと見つめ、感嘆するのみ。 『ランド』によれば、ついにゾンビも知性を獲得し、道具を使い始めた。「なぜ?」と問うのはナンセンス。ボノボが道具を…